昨夜、広島市内での勉強会に参加してきました。

街中だけど広島駅からは離れたところだったので車で行きましたが、

いつ行っても市内の道路は緊張しますね(゚Д゚;)

参加するのであればできるだけ前の方で聞くようにすること、

講師に質問して何か飼い主さんに還元できる情報を得るように心がけています。

 

今回の勉強会は、よくある病気の話ではなく「臨床検査の真実」

というタイトルのちょっと変わった内容でした。

日常的に、動物病院内で血球計算機や生化学分析装置を用いて

血液検査をしていますが、

検査機器の特性、測定原理、どうやって正常範囲が決められているかなど

ある程度知っておきましょうという内容でした。

その中で共感した部分を2つ紹介します。

  • それ単独で100%分かる(感度、特異度100%)の臨床検査はほぼ存在しない

 

例として急性膵炎の話をされていました。

血液検査で膵炎の数値が上がっているが、

本人は症状がない(嘔吐、食欲不振、元気消失など)。

こんな時にうーん、と唸っていてもわかりません。

ある人は追加でエコー検査をするだろうし、

ある人は後日再検査して数値の変動をみてみるでしょう。

一つの一回の検査で判断してはいけない、

病気を確定するには2-3回の検査が必要です、

と言っていました。

 

以前、ブログでも書きましたが(こちら→科学は嘘をつかない)、

一番大事なのは臨床症状だと思います。

血液検査の数値はあくまで一つの参考値であり、

血液検査の数値だけにとらわれて、それだけを追いかけても

意味がないし、誤診してしまうかもしれません。

まず臨床症状を把握すること。

病気の診断をする場合、できるだけ他の検査と組み合わせて

矛盾がないか検討することで

誤診してしまう可能性が減ると思います。

 

  • 飼い主さんが「インターネットでこう書いてあったんだけど」と言うと、

「そんなのでわかるんだったら獣医なんていらないじゃないか!!」と

怒る先生もいるけど、怒ったらだめだよね。

自分も診療でわからないことがあったらインターネットで検索するし、

日常生活でインターネットで安いもの探して買い物するでしょ?

 

これは以前メルマガで書きましたが、

動物のことを飼い主さんがいろいろ調べるのは当然だし、

僕個人としてはそれくらいちゃんと自分の子の状態に

関心を持ってくれているんだと安心します。

診察に来てもらった方の中には

「インターネットとかで調べてみました?」と僕から聞かれた方も

何人もいると思います。

どのくらいその子の状態、病気のことを認識されているのか把握し、

その中で間違った情報があれば訂正するように心がけています。

 

PS. ブログの反響をメルマガからもいただいてます、ありがとうございます!

料金の目安がわかって安心する、

ウンチの大きさのことがうちの子に当てはまってるetc

メルマガに登録してもらうと、そこから質問できるようになっていますので、

ぜひ登録してコメントしてみて下さいね。

 

2017.3.24追記

PPS. タイトルが「臨床検査技師」ではなく

臨床検詐欺師」になっているのは、

セミナー講師の造語です( ;∀;)

正しく検査して、正しく結果を評価しないと

駄目ですよということでした。