診療内容 : 内科
免疫介在性疾患
標的となる臓器によってさまざまな症状を生じる、貧血、皮膚炎、腸炎など。炎症反応の上昇、免疫の異常が生じている証拠を見つける。免疫抑制療法を行う。
血液疾患
泌尿器科疾患
血尿、頻尿、尿が出にくいなど。尿検査、超音波検査などで原因を特定、投薬や食事療法、場合によっては手術など。
内分泌疾患
多飲多尿、元気喪失/亢進、体重減少/増加など。全身的な検査を行った上で、多くはホルモン検査で確定診断。ホルモン剤の投薬、糖尿病ではインスリン注射など。
消化器疾患
嘔吐、下痢、食欲不振など。単純なものか、長期化or重症化する場合では炎症によるものか腫瘍が潜んでいないか調べる。投薬、食事療法、場合によっては手術など。
皮膚疾患
皮膚のかゆみ、赤み、フケなど。感染性、アレルギー性、ホルモン性などすぐに良化しないものでは、できるだけ原因を究明し、適切な治療を行う(飲み薬、外用薬、薬用シャンプー、外部寄生虫駆除剤、ホルモン剤など。
腫瘍内科
しこりがある、元気喪失、体重減少など。細胞診検査、組織検査にて腫瘍かどうか、腫瘍の種類をできるだけ特定。内科領域は当院では抗がん剤(昔ながらの抗がん剤、副作用の少ない分子標的薬など)、早期からの緩和療法(症状緩和は早期から治療と併用するべき、との考え)、希望されれば放射線治療施設を紹介など。
呼吸器科
咳、ゲーゲー言う、呼吸が荒いなど。問診、触診、レントゲン検査で原因を鑑別し、ICU管理(高濃度酸素の部屋)、飲み薬、短頭首気道症候群では積極的に手術を推奨。
眼科
目やに、目をショボショボする、目が赤いなど。全身疾患の症状のひとつとして目がおかしいことも、目に傷がないか、涙が少なくないかなど検査し、目薬、飲み薬、場合によっては麻酔下での処置も併用する。
循環器
咳をする、動きが鈍い、開口呼吸など。状態をみて可能であればレントゲン、心臓エコー検査で原因を追究。症状・状態に合わせたICU管理(高濃度酸素の部屋)、のみ薬、食事療法など。
感染症
感染の起こる臓器によってさまざま。細菌感染や真菌、ウィルス感染。ネコでは猫エイズウィルス、猫白血病ウィルス、猫伝染性腹膜炎ウィルスが特に重要。飲み薬、注射、ウィルス感染症では一般的に症状を和らげる対症療法が中心。