コラム

論文:FIP治療における死亡の予後因子について




2022年に広島県学会、中国地区学会で発表した内容を論文にしたものが、
2023年7月に雑誌に載せていただきました。
その全文がWebで見られるようになったので報告します。
https://www.hiro-vet.or.jp/magazine/
【第37号(令和5年)】

一応、査読付きの論文なので、学会発表時よりも内容がまとまったかと思います(*’ω’*)
死亡の予後因子を検討していますが、
一番伝えたかったことは、FIP治療は良くなることが普通(生存率90%)だということです。
なのでタイトルも良くなった〇〇例ではなく、残念ながら亡くなってしまった症例に注目したものにしました。
 
 

質問・気になる点などありましたら獣医師の先生からでしたらお気軽にご連絡いただければと思います。
お急ぎの場合は病院まで遠慮なくお電話ください!
tobeyakikko@gmail.com
050-1807-1296(ガイダンスになります、1番で大丈夫です)
 
かかりつけの先生が「猫のFIPは治療できる」、ということを知らずに
飼い主さんが自分で調べて当院を受診される、ということがまだ続いています。
もっと獣医師への周知を広めたいと考えています。
そのため飼い主さんからではなく、かかりつけの先生からご連絡いただけると嬉しいです。
ご協力お願いしますm(__)m
 
 
なお、当院ではモルヌピラビルによるFIP治療も行っていて、猫ちゃんの状態とご家族の状況で相談して治療法を決めています。
2023.8月に千葉県ユーミー動物病院の佐瀬先生がFIPに対するモルヌピラビルの症例報告を論文で発表してくれています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37551843/
ちらもご参考ください。

過去の記事

全て見る